気にしすぎ屋ジェリーの  ブログ

HSPのジェリー渡辺が、言葉の教育を通して、この社会を生き抜く方法を模索します

能楽鑑賞。それは新しい贅沢

 

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 こんにちは!ジェリー渡辺です!僕は、ちょっとお財布に余裕があるときは能楽堂お能を観ます。そこで今日は、みなさんにプチ贅沢な時間の過ごし方として能楽鑑賞の紹介です。

 

 みなさんは「プチ贅沢」といったらどんなことをするでしょうか?カフェに行ったり、美術館や博物館に行ったり、ちょっとした旅行にいったりすると思います。中には、劇場に足を運んで、映画、ミュージカル、演劇やお笑いを楽しむ方もいるのではないでしょうか。

 

 僕も劇場でライブを楽しむ派です。今回お能鑑賞をお勧めする理由は、お能は歌舞伎ほどはポピュラーではないので、大人になってから観ると他の人との話のネタになるからです。ちょっと他の人とはかわった体験をしてみたい人にはとてもオススメですよ!

すぐそこにある能楽

能の良さのまず一つ目は、とても身近だということです。毎週末にはどこかで演能がされてます。春秋には薪能も大きな神社等で開催されています。

 

都内に限って言えば、東京体育館の近くの千駄ヶ谷国立能楽堂、GINZA SIXに移転した観世能楽堂や水道橋にある宝生能楽堂等で観能できます。

 

都内でのショッピングのついでですとか、お仕事帰りに寄れちゃいますね♪

 

文学鑑賞としての能楽

能の良さは、その歌詞にもあります(歌詞は”詞章(ししょう)”とも呼ばれています)。現在、200曲以上の詞章が伝わっています。それらの多くに和漢朗詠集百人一首李白などが詠んだ漢詩が随所に散りばめられています。

 

お能に触れることで、国文学に対する教養も深めることができるのです!

 

思索にふける場所としての能楽

最後に、自分独りのゆったりとした時間を持てることが最大の良さだと思います。

 

お能はご存じの通り、多くの曲において、ゆったりと動き、お囃子は何も演奏しない間を大切にします。まさに、能楽堂の一歩外とは真逆の世界が構成されているのです。

 

そんな静謐な空間の中で、舞台上に引き付けられたり、自分のことを振り返ってみたりする。しかもチケットを買って(社会人は5,000円以上はします)わざわざ行く。この行為こそ、プチ贅沢と呼べるでしょう。

 

お能で贅沢なひとときを!

今日皆さんにお話ししたのは、お買い物ついでに寄れて、ゆっくりと思索のふけることができ、文学的な教養もつき、しかもお友達に自慢もできる能楽のプチ贅沢な過ごし方としてのご紹介でした。

 

最後に、僕が一押しの能楽師のご一家を紹介します。それは、僕が以前にお稽古でお世話になっていた、坂井音重(さかいおとしげ)先生とそのご子息です。ご子息は3人兄弟で、ご長男から音雅(おとまさ)先生、音隆(おとたか)先生と音晴(おとはる)先生です。

 

坂井先生はご自身が主宰されている会のHPをお持ちですので、気になった方はチェックしてみてください。

 

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

能楽ハンドブック

能楽ハンドブック

 

 

 

【生活習慣】1日を3等分してみよう!

<1日を3等分して考えてみよう>

 私は1日を8時間毎に三等分して、やることを分けて暮らすことはとても有益なことだと考えています。なぜなら、そうすることで生活にメリハリがつくだけではなく、仕事一辺倒になっていつまても心身が休まらないという生活を避けることができると考えるからです。

 1日を三等分するという考え方は、歴史的物理学者のアインシュタイン博士や、『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』を書かれた山口真由さんも主張されています。

 山口さんの場合は、食事を取る時間という観点から時間を分けることを提案されています。つまり、昼食を取る時間を12時よりも遅らせることで朝食―昼食と、昼食―夕食の間の時間が等しくなるように計画することを主張しています。そしてそのメリットのひとつとして次の点を挙げています。

集中力を高め、努力のコストパフォーマンスを上げることができる

 

山口真由(2014)『図解版 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』p.60.

 

<私の実践>

私は1日三等分法を次のように実践しています。

 

1:00-9:00   睡眠(睡眠、朝のシャワー、ストレッチ、朝食)
9:00-15:00   仕事(論文・資料読み、インプット中心)
15:00-17:00 休憩(昼食、読書、散歩等)
17:00-19:00 仕事(論文・レポート執筆、アウトプット中心)
19:00-25:00 休憩(バイト、夕食等)

 

 このように実践することのメリットは、まずは「今日は仕事をしたか?」「今日は休憩できているか?」という問いを自問できるようになったことです。また、「この時間区分内でこの論文を読んでしまおう」といったような細かい目標設定をする習慣がついたことです。

 このテクニックはつまり、学校の時間割のようなものです。一部の教科に偏ることがないように、全体をバランス良く勉強するために有効な方法です。同じように、みなさんの生活の中に、一生懸命働くだけでなく、しっかりと休むための時間をとることは重要です。

 

<計画が面倒?>

 たしかに、仕事の勤務時間が不定期で、1日を三等分して予定を立てることが難しい方もいらっしゃると思います。しかし、その場合でも、せめて1日の行動を睡眠・休憩・仕事に分けてみるだけでも良いのではないでしょうか。

 

<今日のまとめ>

 以上のことから、1日を3つに分けてやることを変えて生活することは、バランスのよい生活を送るためにはとても重要なヒントであるといえます。みなさんも、まずはご自身が不断していることを3つに分類することから始められてはいかがでしょうか?

 

 

図解版 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある

図解版 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある

 

 

内向的実践家ガンディーから学んだこと

最近昼食を取りながら「ガンジー自伝」(中公文庫、2004年)を読んでいます

 

そこで大変学んだことがあったので、みなさんに紹介します

 

マハトマ・ガンディー(本名:モーハンダース・カラムチャンド・ガーンディー)は1869年にインドに生まれ、イギリスにて弁護士になった後、南アフリカに渡ります。そこで受けた差別的な待遇が、彼を白人至上主義との戦いにかりたてました

 

インドに帰国後、同国の独立に奔走します。しかし残念なことに、インド内部の宗教対立(ヒンドゥー教イスラム教)を鎮めることができず、1948年、イスラム教徒の青年に暗殺されてしまいます

 

そんな歴史上まれに見る政治指導者のガンディーですが、実はとっても内向的で演説やネットワーキングが苦手だったそうです

 

例えば、話し合いの時に自分の意見を言えなかったりだとか、下宿先でたくさんご飯を食べたいと言えずに毎日空腹であったというエピソードが自伝に書かれています

 

内向型人間というと、意志薄弱で、他人の意見に流されやすいというイメージを持ってしまいがちです

 

しかしガンディーは、自らの信念を貫くという強さがあり、そこが魅力だと思います。まさに私の好きな柳のような生き方をしていました

 

例えばこんなエピソードがあります。ガンディーはイギリスに留学する前に母親と「肉を食べない」という約束を交わします。しかし、イギリスではほとんどが肉料理で、野菜料理も美味しくありませんでした

 

そこで下宿先の友人からは肉を食べるように、来る日も来る日もつぎのように説得されます

 

無学のお母さんの前や、こちらの状況を知らないところで誓った誓いに、どのような値打ちがあるだろう。それは誓いなどといったものじゃない(「ガンジー自伝」p73)

 

しかしガンディーはそんな友人の忠告に感謝すれども、菜食主義を守り抜きました。その後、幸運なことにロンドン市内でベジタリアンのお店を見つけることができたのです。その時の嬉しい気持ちは次のように表現されています

 

それ(野菜食の食堂)を見たとき、わたしの胸は、幼児がほしいほしいと思っていたものを手にしたときに感ずる喜びと同じような喜びでいっぱいになった。(「ガンジー自伝」p77)

 

ガンディーは母との誓いを守り、そしてその努力は見事に報われたのです

 

私は9月から大学院生になります。大学院では、批判をされたり他人と比較して自信を失いそうになる瞬間が数限りなくあるでしょう。そんな時でも「大学院で一番の修士論文を書く」という自己実現の目標をために、折に触れてこのガンディーのエピソードを思い出そうと思います

 

色々と妥協せざるをえないことが多い時代となっていますが、皆さんも「これだけはゆずれない」という信念を持ち、それを他者へのリスペクトを込めつつも守る生き方をされてみてはいかがでしょうか

 

 

ガンジー自伝 (中公文庫BIBLIO20世紀)

ガンジー自伝 (中公文庫BIBLIO20世紀)